Astroneer / アストロニア 探査日誌 01012 『虚無空間』
探査日誌 01012.1
ガスの届かない距離からマシンで生命体の根本を掘削すると、生命体はできた穴に転がり込み、活動を止めた。死んだとみていい。
その奥には、またも巨大な空洞があった。鍾乳石のようなものも見える。このような空間は山体の至る所にあるのだろうか? また、奥には何があるのだろうか?
しかし、今回の探査の優先事項は山頂に到達することだ。洞窟は装備を整えてから再訪する。
探査日誌 01012.2
再び頂上に向け造成を始めようとしたが、誤って足元を掘削して、足を滑らせた。
次の瞬間、私は土の中にいた。
探査日誌 01012.3
入り込んでしまった。
土の中は虚無の空間だった。足をばたつかせるが、自由は効かず、体はひとりでに空間内をすべっていく。落ちるのではなく、横に移動しているようだ。
山の斜面を、内側から見ている。ターゲットマーカーがその壁に当たっている。
下を見ると、直線や直角で構成された、なにかが見える。
また逆を見ると、円筒状の地形が見える。これは、洞窟を外側から見ているのだろうか?
そして、壁にぶつかった。
探査日誌 01012.4
山の外面を透過し、私の体は崖の外に出た。一瞬、空が見え、滑落が始まった。
揉まれるように体を回転させ、岩に当たり、そして地面に激突し、死んだ。