探査日誌 03421.4 - 宇宙への飛翔
いよいよ宇宙に飛び立つときが来た。シャトルを完成させ、燃料を注入、発進する。
まずはシャトルの本体をプリントアウトする。混合物4単位という比較的入手が容易なマテリアルでプリント可能だ。
これがシャトル本体。これだけでは飛び立つことはできない。操縦席が必要だ。バッテリーの回復を待つ。
一人用密閉型(クローズド)操縦席をプリント、接続する。これでシャトルの完成だ。操縦席がすっぱりと切られたような、少々アンバランスな機体だが、何もない部分はカーゴスロットになっている。回収した未知物体など、大型の物資を接続、持ち帰ることができる。
ヒドラジン燃料を注入し、夜が明けた。いよいよ出発だ。
メインエンジン点火
離床
惑星テランの周回軌道に到達。視界の上部、朝になったばかりのエリアに、出発したベースと探査ビーコンのマーカーが見える。地上探査がいかに狭い範囲で行われていたかがよくわかる。
何周か軌道を回る。基地が正午の地点を通過中。やはりどれだけ遠くても、近隣の別の着陸可能ポイントには到達していないようだ。
さて、ここからスラスターをもういちど吹かす。
軌道高度が変わり、惑星系の様子が確認可能となった。白いラインが、このシャトルで到達可能な範囲であり、そのなかに他の惑星が入ってくると移動可能となる。
しかし今回目指すのは、惑星ではない。惑星テランの月、衛星バレンだ。
軌道をバレンに遷移させる。