Astroneer / アストロニア 探査日誌 02001.7 『探査車』
探査日誌 02001.6
アルミニウムの精錬が可能になったことにより、これを材料にした新たなモジュール、ビークル・ベイの構築が実現した。これは造車装置と訳されている。クレーンの先に大型の3Dプリンターを備えたモジュールで、探査車(ローバー)及び小型宇宙艇(シャトル)の開発が可能だ。また、事前に発見していたテクノロジーにより、より大型の車両であるトラックの開発も可能になっている。
探査日誌 02001.9
現時点で優先すべきは、惑星外への進出よりも惑星内の探査である。この惑星の基本的な性質に関する情報は、まだまだ少ない。
目標とする地底探査のため、ローバーの印刷を行う。
探査日誌 02002.2
3D印刷により、ローバーの車体が完成した。上部に4つのスロットを備え、前後には大型スロットとベースへの接続ポートがある。別途印刷した操縦席を取り付けることで、運転が可能になる。
充電式の車両で、充電はこのポートかテザーを介して行うが、独立稼働を可能にするため、ソーラー発電機か風力発電機の装備も必要だろう。
探査日誌 02002.4
ローバーの準備が完了し、試乗を行う。運転は単純で、トリガーを引けば加速し、離せば減速だ。ブレーキやクルーズ機能は見当たらない。また、接地性は劣悪で、少し大きな礫岩などで簡単にバウンドしてしまう。加速状態では車両横転のリスクがある。
エネルギー供給の問題もあるので、ローバーは行動範囲を広げるより、テザリング済の既知の遠地点への移動と物資輸送を容易にするためのものと考えるべきだろう。
つまり、洞窟入口へのアクセスと、地下で発見した物資の持ち帰りである。
Astroneer / アストロニア 探査日誌 これまでのあらすじ (1)
Previously on Gasoline's Astroneer Log
宇宙開拓時代。ひとり異星に降り立った探査員は、着陸艇から供給される酸素とエネルギー、そして掘削・造成ツールだけを頼りに、手探りで惑星の探索を始める。
奇妙な植物や墜落した宇宙機から発見される不明物質、そして採掘される各種物質から、3Dプリンターでツールを開発し、行動の幅を広げていく探査員。そんな彼が出会ったのは、別の調査員の死体だった。
資源不足で探査が行き詰まるなか、登山調査中に不可解な空間に飲み込まれ、“死”を経験する探査員。深まる謎を抱えつつ、彼はその空間の中で、地底に広がる洞窟の存在を知る。
洞窟には未知の資源、そして未知の生物が存在した。探査員は、本格的な地底探査に乗り出す……。
次回:『探査車』
(毎週 月・水・金 更新です)
Astroneer / アストロニア 探査日誌 01018 『アルミニウム』
探査日誌 01018.1
ラテライトを回収し、基地に帰投。これまで用途の分からなかった精錬所モジュールだが、これで想定がついた。モジュールのスロットに結晶をセットする。基地のソーラーパネルで、モジュールを稼働させるだけの電力は蓄積できている。
探査日誌 01018.2
精錬所モジュールは正常に稼働。ラテライトはアルミニウム鉱石に1:1の割合で精錬され、装置の上部およびサイドスロットに排出された。
これにより、これまでの研究で技術的には可能になっていたものの資材不足で構築できなかった大型モジュールが、構築できることになる。
探査日誌 01018.3
一方、洞窟探査と平行して行ってきた地表採掘でも、物資が多くたまってきた。地表造成で作成したシェルター兼倉庫を拡張する。地底物資の発見と新モジュールにより、今後の調査の進展は早まるだろう。
Astroneer / アストロニア 探査日誌 01017 『ラテライト』
探査日誌 01017.1
すでに前回の探査で分かっていたが、地底には地表では見られない生物や結晶物が存在する。この物質の調査と採集のため、再度洞窟に入る。
確認できたのは、青白色のヒドラジン結晶体と、このラテライト鉱石であった。このようなものがなぜ惑星内で結晶を構成するのかは謎だが、ラテライトは分析データが表示するとおり、アルミニウムを含有する。これまでカーゴの残骸などから少量得られるだけだったものが、物質吸引機でふんだんに得られることになる。この物資の回収は、間違いなく今後の探査の焦点となるだろう。
探査日誌 01017.2
洞窟内には、通路をふさぐ大きな根状の物体もある。コンピューターはなんのデータも示さないので、有用な無機質ではなく、生物の一部なのだろう。地表にまで続いている可能性があるが、今回調査は行わない。物資の回収が最優先だ。
Astroneer / アストロニア 探査日誌 01016 『洞窟の出口へ』
探査日誌 01016.1
天井が欠落している通路を進む。振り返って上空を見ると、山体が確認できる。確かにここは、あの渓谷の内側のようだ。
探査日誌 01016.2
通路を取り囲む土の色が変化してきた。地表に近い色だ。テザーを伸ばしていくと、とつぜん上方にラインがつながった。山に近づく際に置いたピケットに繋がったのだろう。ここはたまたま土地がつながっていたため、谷があることに気づかず通り過ぎてしまったわけだ。
探査日誌 01016.3
谷の幅が広がった。上空から見たとおり、渓谷はずっとつながっている。スロープを造成し、谷からの脱出を試みる。
探査日誌 01016.4
谷を登りきると、偶然にも宇宙機の残骸の近くに出た。ほど近いところに、基地から山体に向かうテザー経路が見える。探査ぶじ帰還できたことへの安堵とともに、この惑星の構造への理解が進んだことに、知的興奮を憶える。渓谷は洞窟の入口だったのだ。探査すべきは、地底だ。
Astroneer / アストロニア 探査日誌 01015 『洞窟探査』
探査日誌 01015.1
下りのスロープを造成し、洞窟の底面に到達する。発達した鍾乳石が見える。天井は支障なく活動できる程度には高い。テザーを張り光源を確保しながら、少しずつ奥に進む。
探査日誌 01015.2
大規模な空間に出た。天井は高い。奥から霧がかった光が見え、洞窟の構造が判別できる。分岐がある長い通路になっているようだ。未知の生物を発見した。その奥には、ところどころ露出したエネルギーや水の凝縮体が光を放っている。
探査日誌 01015.3
通路はスロープを伸ばしてきた方向とは反対側、つまり山体から出る方向にも続いていた。天井は一部欠落しており、上空が見える。つまり、山腹から目撃した「谷」が、この部分に当たるのではないか? 幸い残存テザーは十分ある。探査を続行する。
Astroneer / アストロニア 探査日誌 01014 『山体掘削』
探査日誌 01014.1
山の麓に再度到着した。今回は登山ではなく、山体を平行に掘削することである。うまく行けば、前回中腹を掘削した際に発見された空間と同じ空間に到達するだろう。
探査日誌 01014.2
山の麓は紫色の土が露出しており、掘削を進めると上から茶、青、紫の地層の重なりが明確になる。また、ライトに照らされていない部分には、無数の微小な光の点が見られる。
探査日誌 01014.3
空間を発見した。想定通り、大きな洞窟のようだ。底は深い。降下を検討する。